江戸蕎麦 一香庵 by Suzuasa
店名の由来
 そば通で有名な、江戸時代の書家「市河米庵」は、 そばのうまさは鮮度にあると言っています。それは、古いそば粉は香りが消えてしまうからです。つまり、「そばは香りが命」ということです。
 また、浅草・称往寺の道光庵で食べさせた打ち立てのそばが大好評であったことにちなみ、そば屋の屋号には「庵」が多く使われるようになりました。
 そして、私共お店は 「香」と「庵」の字を取り、新鮮で打ち立ての江戸そばをお客様に味わっていただく店として「一香庵」と名付けました。
有田焼の大皿
◆一香庵のこだわりの原点
蕎麦粉のこだわり
◆器のこだわり
書という文化
 
 
 
 
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一期一会の食のために・・・原点

店頭での蕎麦打ち 水回し

 一香庵の打ち場は皆様にご覧いただけるようにガラス張りで通路に面して設置されています。
 素材、道具、そして職人の技術の全てのバランスが取れていないければお見せできないものなのです。
  皆様に見ていただくことは緊張もあり、ゆるぎない品質へのこだわりと自信が無いとできません。常に正直に努力し、最高の蕎麦を食していただきたいと願う一香庵の姿勢でもあります。

 
蕎麦打ち:中嶋 彰
 水回しから始まり、丹念に、それでいてスピーディーに淡々と作業をこなしていく職人の手、一見淡々した作業の中には熱い職人の情熱がこもっています。そうです、一香庵はこの人間の手が生み出す喜びを大切にしています
 
 リズミカルに繰り出される包丁と切れてゆく蕎麦、そしてダンスのような打ち粉を払う儀式を経て、打ちたての蕎麦は生船と呼ばれる蓋付の木箱に納められ、食されるときを静かに待つのです。
あとは、お客様の注文があり次第、釜でゆでられ、清水でさらされ、薫り高い返しとともに器に並べられてお客様の席へ出され、箸がつけられるのを待つのです。
 
 
 
道具という美学から・・・
単に高価な道具や食材を揃えても、お客様に喜びを感じていただける料理を提供できるとは限りません。
  しかしながら、最高の食材を料理するためには、やはりそれなりにしっかりとした道具が必要になります。
そして、立派な道具を使いこなすためには、道具に負けない高い技術が要求されます。
 そして、その技術を支える熱い情熱が無いと、本当に美味しい物は生み出せないのです。
あたりまえのことですが、一香庵はこの「あたりまえ」をとても大切にしています。
 
一香庵の源流は・・・
店頭の打ち場で毎日、さりげなく使われている包丁の銘をご覧ください。

友蕎子」・・・
ご存知の方にはすぐにわかる逸品です。一茶庵の片倉康雄氏の銘が入った包丁の意味するものとは?
 そうです、一茶庵系の本格手打ち蕎麦の本流が一香庵の源流なのです。この源流の名に羞じないしっかりとした一香庵流の蕎麦作りがここにあります。
 
僅かに反っても使い物にならない麺棒。
手入れも心をこめて行います。